先日のコンクール表彰式にて総評を述べられた世界的ダンサー中村恩恵さんの言葉が心から離れずにいます。
恩恵さんが若き日に、長年に渡って活躍される音楽家の方から聞いた言葉として若きダンサーたちに丁寧にお話下さいました。
“芸術家とは・・・”
毎日朝起きて仕事に行くために外に出ると当たり前のように街が綺麗になっている。人知れずその場を清掃する人がいる。
芸術家は毎日の暮らしの中で人々の“心”の中に溜まった“ゴミ”を綺麗にする仕事、だと。
少し時間が経ってしまい、記憶も薄れ、自分なりの解釈になってしまってるかもしれないけれど、ジワジワとその言葉の価値が高まってきました。
社会におけるダンサーの役割をしっかりと自覚し、社会に対してしっかりと貢献していく。その自覚が必要だと。
これから先、私にとって、生徒たちにとって、あらゆる面でとても大きな意味を持つ言葉な気がします。
私の人生の支えの一つになりました。
やはり現場には大きなものが存在します。